
小川邸伊賀市
2008年 茶陶の窯元として永年京都での作陶を重ねて
来られた小川長楽様が、懸案の新工房を伊賀で開くにあたり
茶室棟を新設されるお手伝いをさせて頂きました。
忙中の関を慈しんでおられる御様子が目に浮かびます。
A邸京都市
2010年、御施主様には古い京町屋の建物を若夫婦の住居と
して全面的な改装工事をさせて頂きました。幼い子供にも
目が届く様に動線を工夫したり、処々に数寄屋心を散りば
めて大変喜んで頂いております。
中村邸名古屋市
2015年 茶陶の世界で御活躍の中村道年様の御依頼で永年の使用で
古びの目立ってきた広間や小間の茶室を一新させて頂きました。
又、大水屋や腰掛待合を新たに設けてお茶事にも対応出来る様に
させて頂きました。
H邸京都市
2017年 洛北の静かな環境のお住まいで、永年お茶の修練を重ねて来られた御施主様は今回、お稽古場を一新される事になりました。
既存の部屋を改装して八帖の広間と水屋を新設させて頂きました。
八帖には本勝手の炉の他に向切りの炉も併設、水屋も仕付棚など
お茶事への備えも充実させて、一層の御精進をされる御様子です。
N邸生駒市
2018年 静かな住宅街の中で四帖半と水屋を併せ持った
お茶室の新築をさせて頂きました、N先生の御希望で
空調設備のある、明るいお茶室や水屋にも天窓を設ける事
防犯を考慮する事等、新しい試みに挑戦をいたしました。
K邸武蔵野市
2019年 屋敷内の離れ屋を新装する機会に、永年の懸案であった
小間でのお茶を愉しみたい…との御希望で、建築を承りました。
自由な発想をお好みで、私も愉しみながら?造らせて頂きました。
老練の御亭主にも使い易い様に、立使いの水屋を工夫致しました。
「杢兵衛」京都市・祇園
2019年 京料理「杢兵衛」の御当代が暖簾を継承して9年目を
迎えた節目に、お店の内外を一新したい旨の御希望を承りました。
祇園町の風情を生かした外観、直線を基調とした解放的な店内、
伝統的な木組を用いた天井、京唐紙の醸す高雅な雰囲気など、
お料理の引立役として、露払いを務めたいと願っております。
T邸京都市
2022年 京数寄屋の大先達「大傅」さんが数寄屋心を駆使した
表屋造りの大きな建物を大規模改修する機会に恵まれました。
鴨川から東山を望む、眺望の良い開放的な建物で、傅兵衛さんの
感性や工夫を随所に感じながら、とても良い勉強をさせて頂きました。
御施主様の道場として、お弟子達が稽古に集う様子を想像しながら
仕事をさせて頂けた事は、多くの感謝でいっぱいでした。
